前回は、コピーライティングのビジネスモデルについてご紹介しましたが
今回はコピーライティングの「学び方」について
私が効果的だと思う方法を解説していきたいと思います。

勉強する順番や勉強方法のほんの僅かな違いが
コピーライティングスキル習得のスピードに影響していくものです。

だからこそ、あなたの努力の効果を最大化するためにも、
そして、貴重な時間や労力を絶対にムダにしないためにも
今回の話は覚えておいて欲しいと思います。

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更新しましたので最新のこちらの記事をお読みください。

コピーライティング力を向上させる方法

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理想のコピーライティングの勉強方法

最初に言っておきますが、
コピーライティングの学び方に決まった手順はありません。

おおよその傾向はあるものの
人によって言っていることが異なっているのが現状だからです。

ですので、あくまで私の先生から習ってきたことをベースに
私が思うベストな勉強方法をご紹介したいと思います。

以下の順番が私が考えるベストな勉強方法です。

1.コピーライティングの原理原則を押さえる
2.優れたコピーや先生から学ぶ
3.自分でコピーを書く

何故この順番がベストだと思うのかも含めて
順番に見ていきたいと思います。

コピーライティングの原理原則を押さえる

あなたがコピーライターとして最短で実力を付けたいのであれば
まずやらなければいけないと思うのが

「コピーライティングの原理原則を押さえる」

ということです。

コピーライティングの原理原則というのは、
どのようにコピーを書けば人の心に響き、行動させることができるのかについて
科学的に計測された膨大なテストによって実証済みの法則のことです。

コピーにおいて何が一番重要な課題なのか、
そしてどのような事を意識して書けば読んでもらえるのか
さらには行動の引き金になる決め手は何なのか。

こういうことが既に実験により明らかになっているわけです。

そして、この法則は時代や国が変わっても有効に使えます。

その理由は単純で、コピーを読むのが人間である以上、
その反応には時代や国を問わず一定の法則があるからです。

それはあなたがコピーをどれだけ学んでいるかに関わらず
日常の身近な例からでもわかると思います。

人に親切にすれば感謝され好かれるし、
罵倒したり危害を加えたりすれば嫌われますよね。

それは私達の住む日本に限らず世界中の人がそうだと思いますし
今の時代にかぎらず100年前でも100年後でもそうであるはずです。

全ての人に当てはまる法則と言ってもいいと思います。

それと全く同じで、もちろん個人差はありますが
人間のあらゆる反応には時代や場所を問わずおおよそ一定の法則があるんです。

コピーライティングは日本では認知され始めたばかりなのですが、
アメリカではすでに100年以上も昔から使われ
あらゆる事を試して人間の反応を観察し、調査してきました。

あるときは失敗して、またある時は成功して、
そのどちらからもデータをコツコツと蓄積していったんです。

その結果、どのような状況に心が動き、魅力を感じるのか、
そして行動せずにいられなくなるのかがはっきりしてきました。

コピーを読むのが人間である以上、そこには一定の法則があるということです。

だからこそ、まずはコピーライティングの原理原則を学ぶことが重要になります。

この原理原則を学んでおくことであなたは

1.どのようにコピーを書けばいいのかがわかる
2.コピーのお手本の優れているポイントが分かるようになる
3.いいコピーと悪いコピーを即座に見分けられるようになる

という利点があります。

原理原則に沿って書くことで売れるコピーが書けるようになるのはもちろん、
お手本から学ぶことができるようになるわけです。

コピーライティングの初学者は良いお手本を読んでも
いまいち何が良いのかピンとこないのものなのですが
原理原則を学ぶことでそれが明確に見えてきます。

良いポイントが分かることでそれを参考にできるわけです。

逆にそれが判断できないうちからお手本を読んで勉強しようとすると
無意識に悪い部分を参考にしてしまうような危険もあります。

どんなに良いレターも完璧というものは意外と少なく
それぞれに良いポイントと微妙なポイントが有りますので
原理原則を知らなければ微妙な所まで参考にしてしまったりするわけです。

それはただただ非効率な勉強方法でしかありません。

だからこそ、原理原則を最初に学んでおくことが重要なのです。

では原理原則を学んだら次は何を学ぶべきなのか。

その次が「お手本から学ぶ」というステージになると考えています。

先生や良いお手本から学ぶ

原理原則を実際に活用して書いているレターを読むことで
具体的にどのようにコピーを書けばいいのかがわかってきます。

なぜここでこのような情報を提供したのか、
その結果お客さんの心はどのように動いたのか、
ということが見えてくるわけです。

大量の事例をインプットしていくことで
あなたのコピーライターとしての幅が広がっていくことになります。

また、コピーライティングの先生を見つけるのも非常にお薦めです。

原理原則を正しく理解できているかを確認してもらえるからです。
そして、間違って認識しているのであれば先生から指摘してもらえます。

その指摘を修正していくことで正しく理解できるようになるわけです。
間違った理解に基づいてコピーを書いても良いコピーは書けません。

なので、コピーライティングの先生を見つけるのも重要だと思います。

また、たとえ仮に原理原則を正しく理解していたとしても
それをいざ自分で書いてみると思うように行かないこともあるわけです。

これはスポーツやゲームの理論を理解していても
いざ自分でやるとなるとうまくいかないのと同じです。

そういったところを先生からの指摘で改善していくこともできます。

ですので、あなたが本気でコピーライターを志すのであれば
教えてくれる先生を見つけた方が良いかもしれません。

ここまでをまとめると

原理原則を学び、その原理原則に沿った事例をインプットしていく。

ということですね。

では、次のステップに行きたいと思います。

書く、分析する、そして書く

最後はひたすら書くことです。

書くことであなたの実力は飛躍的に高まります。
逆に書かなければほとんど伸びません。

それは、読むときに使う脳の部位と、
書くときに使う脳の部位が異なるからです。

書く時に脳はより複雑な動きをします。

現代の科学では、読む時よりも書くときのほうが
より精密な脳の働きを必要とすることがわかっています。

書くときは読む時と違い、使う単語や表現、一字一句細かい所まで注意を払い
さらには、前後の文脈のつながりまで意識しなくてはいけないので
読む時のように「ざっくりと」はいきません。

根本的に書くほうが読むよりも難易度が高いわけです。

なので、コピーライティングの上達のためには
ただ文章を読んでいくだけでは鍛えることができない
実際に書くことで鍛えることができる部分がたくさんあります。

やはり最後はあなた自身が沢山のコピーを書く必要があるということです。

そして書いたなら読み返して違和感のある部分を修正してより良くしていく。

これがコピーライティング上達の王道的な方法です。

あなたも実際に書くことを繰り返すことで
人の心に響くコピーを段々と書けるようになっていきます。

もちろん、「すぐに」結果が出るとは保証できません。

人が何かを学習するということにおいては
その学習効果の現れ方は直線的ではなく
途中から急激に上がるS次曲線を描くと言われています。

要するに、最初のうちはあまり効果が見られないけれども
途中から急に上達を感じるということです。

なのであなたも本気で自由を手にしたいのであれば
腰を据えて向き合ってみることが大事かと思います。

時には苦しくなる時もあるかもしれませんが、
必ずそれが実力の向上につながりますので。

ここまでが私のお薦めする勉強方法です。

最後に補足編としていくつか他の勉強方法もご紹介しようと思います。

補足1.写経について

アメリカでコピーライティングの大家と言われる人達は、
そのお薦めの勉強方法として度々、

「写経」

を勧めています。

写経というのはお手本となるセールスレターを
手書きで一字一句、全体の構成まで書き写していく作業のことです。

そしてそのアドバイスに忠実に、
一生懸命に写経をしているコピーライターさんは多いと聞きます。

しかし、私自身は特に写経をしたりすることはありません。

なぜなら「非効率」だと思うからです。

もしこれが時間や労力をかけた分だけ実力が大きく伸びるのであれば
写経をバンバンしていた可能性もあったと思いますが、
一応何度か試してみた経験上そのようなことは特にありませんでした。

むしろ非常に非効率だとすら感じたわけです。

そもそも、「写経」を勧めているコピーライターの大家の一人、
テッド・ニコラスも

「いいからやってみろ」

という感じで写経の有効性の根拠を出しているわけではありません。

おそらくテッド・ニコラスにはその方法が合っていたのだと思いますが
今の時代は人によって学び方の適性があることがわかっています。

音で覚えるのが得意な人、視覚で覚えるのが得意な人、
体で覚えるのが得意な人・・・というようにです。

読んで覚えるのは視覚でのインプットに当たり
音読は聴覚でのインプット、
手で書き写すというのは触覚でのインプットだと思います。

今の科学で明らかになっているのは
より多くの感覚からインプットしたほうが覚えが良いということです。

そう考えると、写経というのはインプットの選択肢を一つ増やしているわけで
それは科学的にも有効な方法だと言える余地は十分にあるのだと思います。

ただ、それでも私は非効率であると考えています。

あえて写経による触覚からのインプットを加えるよりも
視覚と聴覚という2つのインプットを使いながら
黙読や音読を反復したほうが数十倍速いスピードで吸収できると思うからです。

これは個人差があるのかもしれませんが、
写経をしていると非常に時間がかかります。

長いセールスレターになれば
その時間を使って数十回くらい読めてしまいますし
精読しながら分析をすることもできるわけです。

さらにいえば、時間がかかる上に、手に痛みを覚え集中力も途切れます、、、

集中力が切れるくらいであれば写経などやらないほうがいいです。

ですが一応、これは「写経」そのものを否定しているわけではありません。

向き不向きがあるということをお伝えしたかったのです。

ただし、写経をやらなくても実力が伸びることは間違いありません。
インプットの手段を一つ増やしているにすぎないわけですから。

「写経」が向いているかどうかは試しにやってみると良いと思います。

もしかしたらあなたにとっては最高の方法かもしれませんよ。

ただ、私のように効果を感じなかったり集中力が切れるくらいであれば
わざわざ貴重な時間を費やしてやる必要もないと思います。

「絶対的に必要」ということではありませんのでご注意を。

ちなみに、私の先生も写経はやらないと言っていたのですが
彼は恐らく世界トップクラスのズバ抜けて優れたコピーを書く方です。

必ずしも写経は必要ないという生き証人だと思います。

自宅に届く広告でスワイプファイルを作る

これは普段の生活の中でコピースキルを習得する効果的な方法です。

あなたの家に届くダイレクトメール等の広告を
実際にあなた自身が一人の消費者の立場で読みます。

その中で思わず最後まで読んでしまったもの、
魅力的だと思ったものを保存していってください。

それらのお手本を保存したファイルをスワイプファイルというのですが、
このお手本集を使ってコピーのアイデアを盗んでいきます。

どうしてあなたの興味を引くことができたのか、
なぜつい最後まで読んでしまったのか、
どの辺りがあなたの心に響き、行動を起こしたくなったのか。

それらを時間を取ってじっくりと分析をしてみるわけです。

これをすることで、あなたがコピーを書く際に
あなたのコピーを読んだ人がどんな感情になるのか
正確に予想しながら書くことができるようになります。

これは非常に有効でお薦めの方法なので是非取り入れて見てくださいね。